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合評会のお知らせ:富塚昌輝著『近代小説(ノベル)という問い――日本近代文学の成立期をめぐって』

この度、近代文学合同研究会は下記の通り合評会を催します。予約不要。どなたでもご参加いただけます。

※2017/03/11追記※
合評会終了(18:00)後に著者・コメンテーターを囲んで懇親会を催します。会員外の参加も歓迎いたします。懇親会参加を希望される方は下記フォームから合評会前日の【3月30日18:00まで】にお申込みください。

懇親会参加フォーム
https://goo.gl/forms/Zww7E4vgWNJwx5L52
※追記ここまで※

富塚昌輝著『近代小説(ノベル)という問い――日本近代文学の成立期をめぐって』(翰林書房刊)合評会

書籍の紹介はこちら。
http://kanrin.co.jp/book/01_201509_kindaishosetu.php


2017年3月31日(金) 15:00 - 18:00
於:慶應義塾大学三田キャンパス441教室(正門前の校舎の四階)
司会 副田賢二
コメンテーター 大貫俊彦
著者からの応答 富塚昌輝

近代小説という問い合評会
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論集第13号刊行のお知らせ

『近代文学合同研究会論集』第13号
特集 昭和一〇年代の芥川龍之介

2017年2月15日発行 頒布価格1000円+送料   ※通信販売の方法は末尾に記載

巻頭言
 今回の論集は、二〇一五年一二月に開催された近代文学合同研究会シンポジウム「昭和一〇年代の「芥川龍之介」――「文学のふるさと」を視座にして――」を基にしたものである。昭和一六年発表の坂口安吾「文学のふるさと」では、「全然モラルのない作品」への評価と「そこで突き放されて」「プツンとちよん切られた空しい余白に、非常に静かな、しかも透明な、ひとつの切ない「ふるさと」を見ないでせうか」の一節の情緒的感触が中心化され、そこに安吾の文学観の本質が見出される一方で、このテクストが孕むねじれや過剰さは注目されなかった。また、そこで引用された芥川の遺稿も必ずしも正確なものではなく、「解釈」されたものであった。そこでの「芥川龍之介」には様々な「書き換え」が加えられていたのである。先のシンポジウムは、「文学のふるさと」に浮上したそのような「芥川龍之介」を中心に、作家の固有領域を越えて連関する表現の位相と同時代性の問題を考えるものであった。同時にそこでは「文学のふるさと」のみに視点を限定せず、そこに引用された芥川の遺稿やテクスト、同時代の他の安吾テクスト、太宰治「お伽草紙」等の多様な視点から立体的に考察を展開し、活発な議論が交わされた。芥川テクストについても、安吾の引用と実際のテクストとのずれを検証しつつ、そこで展開された問題系を新たに対象化する必要性が確認された。 
 芥川龍之介は、その遺されたテクストと同時に、作家像や文学性、視覚表象等の多様な形態において、死後もなお消費され続けた存在であった。宮本顕治「「敗北」の文学」(『改造』昭四・八)に代表されるように、死の直後から文学的・社会的象徴性がそこに投影され、そのイメージは記号的に広く流通したのだが、先のシンポジウムおよび今回の論集は、昭和一〇年代という、芥川の死から一旦「遅れた」地点からそのイメージを見返すことで、従来の論が捕捉し得なかった領域を対象化することを目指したものである。各論者の視点は多様であり、そこでの「芥川龍之介」像自体も決して統一的なものではないが、この論集は、昭和一〇年代の文学空間で消費された現象としての「芥川龍之介」のあり方を様々な角度から浮き彫りにするための試みの第一歩である。


目次

特集 昭和一〇年代の芥川龍之介

方法論としての「文学のふるさと」
     ――坂口安吾における「芥川龍之介」 /大原祐治
坂口安吾「文学のふるさと」から読む芥川龍之介の自殺
      ――「歯車」と見せ消ちとしての遺稿 /小谷瑛輔
戦時下の芥川論から太宰治『お伽草紙』に響く〈肯定〉
――山岸外史・福田恆存・坂口安吾の「批評」を触媒にして /小澤純
室生犀星編『芥川龍之介読本』(昭和十一〔一九三六〕年刊)
     ――想い出から文学史へ―― /五島慶一
複数的固有名としての「街」を歩くこと
     ――伊藤整「幽鬼の街」の「女」と〈作家〉たち /副田賢二

◇論集バックナンバー総目次はこちら

◇通信販売について
【頒布方法】
1)「問い合わせフォーム」より、お名前、ご住所、希望の号数と冊数をお知らせください。
2)郵便局で以下の振替口座に論集代と郵送費をお振込みください。入金の際には通信欄に「論集○号代」とご記入ください。
 口座番号:00160―1―266888(郵便振替)
 口座名義:近代文学合同研究会(キンダイブンガクゴウドウケンキュウカイ)
3)入金を確認次第、論集をお送りします。発送は「ゆうメール」を使用します。

【頒布価格】
論集1冊 1000円+送料215円  計1215円
  2冊 2000円+送料300円  計2300円
  3冊 3000円+送料350円  計3350円
※4冊以上の価格はお尋ねください
※振込手数料はご負担ください

◇「近代文学合同研究会」では、会員、各イベントの参加者を募集しています。近代日本文学の研究に携わっておられる方であれば、どなたでもご参加頂けます。入会・イベントへの参加をご希望される方はこちらのメールフォームよりお気軽にご連絡ください。
合同研論集13号表紙

第16回シンポジウム「宮沢賢治――〈農〉という視座」開催のお知らせ

下記の通りシンポジウムを開催いたします。
どなたでもご来聴いただけます(予約不要・参加費無料)。ふるってご参加ください。

近代文学合同研究会 第16回シンポジウム「宮沢賢治――〈農〉という視座」
12月18日(日) 13:00-18:00
会場:東京学芸大学W棟201教室
 【下記ポスター内の案内図をご覧ください】
※当日は、日曜日になるので国分寺駅からのバス停(北門)は入れません。国分寺より徒歩、あるいは武蔵小金井よりバスで学芸大学正門(小平車庫行き)、あるいは学芸大東門(中央循環)で御降車ください。

シンポジウム趣旨

「宮沢賢治」が、多様な接合/劈開面を具備したダイナミックな運動体であることは、従来の賢治研究のみならず、文明以後の感性や神話的思考、「近代」の制度性や歴史性を論じる様々な場で検証されてきた。文学の領域では小説/童話/詩/短歌/歌謡等のジャンル的差異、日本語の口語/文語、標準語/方言、英語/エスペラント等の文体・言語的差異の境界を越境、往還し、絵画/音楽/映画/演劇等の表現の場、そして化学や地学、農学、宗教や歴史、思想の領域にも自らの感性の可触性を拡張した存在であった。その雑多で貪欲な賢治のカオス的主体とテクストの全体像は、文学研究からの単独的アプローチでは検証不能であろう。これからの賢治研究はその困難を超えていかねばならない。今回のシンポジウムは、若手気鋭の賢治研究者を中心に、多様な側面からそのテクストや思想、同時代言説や社会との交錯の様相にアプローチするものであり、そこでは〈農〉という視座を共通テーマとする。とは言え、〈農〉は賢治研究において決して目新しいテーマではなく、その農学者としてのあり方やテクスト内のイメージ、その思想性、宗教性の問題は従来検証されてきた。しかし、〈農〉という領域は、農業の実践の場と農学的学問の空間にこぢんまりと収まるものではない。それは生命をめぐる放恣な想像力=ファンタジーを喚起し、閉塞した「近代」をめぐるオルタナティブの幻想を生成し、農本主義やアナーキズム等の思想の場と連結し、翼賛体制下の食や資源、軍事や経済、植民地主義の問題と結びつくものである。賢治という現象体において〈農〉は、個的存在の限定性を超えて、新たな位相にその表現と意識を拓く、一種の開放口であったのではないか。賢治と〈農〉の問題を追究し続ける研究者である大島丈志氏をディスカッサントに迎えた今回のシンポジウムを、賢治研究のみならず、文学研究の方法論的越境と言葉の交錯の契機としたい。
副田賢二(防衛大学校)



プログラム 

中村晋吾(横浜薬科大学非常勤講師)
 「これから」の世界へ ―「グスコーブドリの伝記」における「美しさ」と自己犠牲

構大樹(東京学芸大学院生)
 宮沢賢治における〈農聖〉イメージ ―松田甚次郎の役割―

牧千夏(名古屋大学院生)
 作家の見た産業組合 ―賀川豊彦・宮沢賢治・農民文学―

村山龍(慶応義塾大学非常勤講師)
 詩的アナキズムの文脈への布置 ―宮澤賢治と1920年代―

ディスカッサント:大島丈志(文教大学)
司会:相澤芳亮(立正大学院生)・服部徹也(慶應義塾大学院生)
合同研第16回シンポジウム宮沢賢治2

第二回若手研究者集会 開催のお知らせ

近代文学合同研究会 第二回若手研究者集会を行います。
2016年11月3日(木・祝)14:00~18:00 
会場:あんさんぶる荻窪 第1教室(JR荻窪駅西口南側徒歩3分・東京メトロ丸ノ内線荻窪駅西口徒歩3分)
http://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/katsudo/ensemble/1018713.html

14:00 久保千裕 尾崎翠「こほろぎ嬢」論――語り手と視点人物に注目して――
    コメンテーター:小平麻衣子
16:00 西貝怜 芥川龍之介「白」論――ご主人をめぐるたったひとつの冴えたやりかた?
    コメンテーター:副田賢二
    司会:服部徹也
18:00 懇親会(荻窪近辺)

会員・非会員の別を問わず、どなたでも参加を歓迎いたします。
資料配布、懇親会の予約などの都合のため、お越しくださる方はメールフォームまたは担当者までご連絡いただけますと幸いです。
担当:服部徹也 tetsuya◎coda.ocn.ne.jp ←◎をアットマークに変えてください
合同研第二回若手研究者集会

若手研究者集会のお知らせ

近代文学合同研究会 若手研究者集会

 この度、近代文学合同研究会は、大学院生・若手研究者の発表の場、また世代を越えた研究者の相互研鑽の場として「若手研究者集会」を開催いたします。近代文学合同研究会のモットーである、開かれた・そしてフラットな関係性の討議の場としたいと考えております。発表者、参加者ともに会員・非会員の別を問いません。
 幅広い世代の研究者にご参加いただきたくご案内申し上げます。

近代文学合同研究会 「若手研究者集会」
日時 : 2016年7月18日(月・祝) 13時より18時まで ※終了後懇親会を開催予定
場所 : 立正大学 品川キャンパス 9号館地下1階 9B11教室
   ※JR山手線 大崎駅または五反田駅から、徒歩5分程
   ※正門横の警備員さんに「近代文学合同研究会の参加者です」と申し出てください。
    また「地下1階」となっていますが、正門横を地下1階と見なしますので、同じフロアになります。
  立正大学へのアクセス
  http://www.ris.ac.jp/access/shinagawa/index.html
  立正大学 品川キャンパスマップ
http://www.ris.ac.jp/introduction/outline_of_university/introduction/shinagawa_campus.html
研究発表 :
相澤芳亮(立正大学博士課程四年)「永代美知代「少女小説サマー、ハウス」考」
木下弦(早稲田大学高等学院非常勤講師)「色川武大『怪しい来客簿』の成立過程をめぐってー「私小説」と「私ノンフィクション」の接点ー」(仮)
高田知佳(北海道大学修士課程一年)「水村美苗『母の遺産―新聞小説―』における「外国」のトポロジー」(仮)
山崎和(千葉大学博士課程一年) 「『季刊思潮』と水村美苗」
ディスカッサント:内藤千珠子(大妻女子大学)
司会:服部徹也(慶應義塾大学博士課程四年)

「近代文学合同研究会」は、主に東京近郊の近代日本文学を専攻する大学院生有志が集まって、1995年7月に活動を開始しました。基本的に自主参加・自主発表を旨とし、研究発表会や読書会、また年に一回のシンポジウムを中心に、様々な活動を行っています。現在までに『近代文学合同研究会論集』計12号を発行しました。今後も研究発表・論文批評・読書会の場として、会員の自主的な活動に基づいて活動していきたいと思っています。

「若手研究者集会」は今回が初めての試みです。学会発表とゼミナール内発表の中間程度のスケール感の発表の場、世代や所属の垣根を越えた研鑽と交流の場を作りたいという趣旨でスタートしました。発表希望者がいれば次回以降も企画していきたいと考えております。発表を希望される方は下記までお問い合わせ下さい。
(服部徹也 tetsuya◎coda.ocn.ne.jp ※左記アドレスの◎を@に変えて下さい)

近代文学合同研究会
http://goudouken.blog66.fc2.com/

ご紹介

近代文学合同研究会

「近代文学合同研究会」は、主に東京近郊の近代日本文学を専攻する大学院生有志が集まって、1995年7月に活動を開始しました。現在、学習院大学、慶應義塾大学、中央大学、立教大学などの大学院生を中心に、四十名程度の会員が参加しています。基本的に自主参加・自主発表を旨とし、月に一度程度の研究発表会や読書会、また年に一回のシンポジウムを中心に、様々な活動を行っています。今後も研究発表・論文批評・読書会の場として、会員の自主的な活動に基づいて活動していきたいと思っています。

「近代文学合同研究会」では、会員、各イベントの参加者を募集しています。近代日本文学の研究に携わっておられる方であれば、どなたでもご参加頂けます。
メールはこちらからお送りください。

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