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第16回シンポジウム「宮沢賢治――〈農〉という視座」開催のお知らせ

下記の通りシンポジウムを開催いたします。
どなたでもご来聴いただけます(予約不要・参加費無料)。ふるってご参加ください。

近代文学合同研究会 第16回シンポジウム「宮沢賢治――〈農〉という視座」
12月18日(日) 13:00-18:00
会場:東京学芸大学W棟201教室
 【下記ポスター内の案内図をご覧ください】
※当日は、日曜日になるので国分寺駅からのバス停(北門)は入れません。国分寺より徒歩、あるいは武蔵小金井よりバスで学芸大学正門(小平車庫行き)、あるいは学芸大東門(中央循環)で御降車ください。

シンポジウム趣旨

「宮沢賢治」が、多様な接合/劈開面を具備したダイナミックな運動体であることは、従来の賢治研究のみならず、文明以後の感性や神話的思考、「近代」の制度性や歴史性を論じる様々な場で検証されてきた。文学の領域では小説/童話/詩/短歌/歌謡等のジャンル的差異、日本語の口語/文語、標準語/方言、英語/エスペラント等の文体・言語的差異の境界を越境、往還し、絵画/音楽/映画/演劇等の表現の場、そして化学や地学、農学、宗教や歴史、思想の領域にも自らの感性の可触性を拡張した存在であった。その雑多で貪欲な賢治のカオス的主体とテクストの全体像は、文学研究からの単独的アプローチでは検証不能であろう。これからの賢治研究はその困難を超えていかねばならない。今回のシンポジウムは、若手気鋭の賢治研究者を中心に、多様な側面からそのテクストや思想、同時代言説や社会との交錯の様相にアプローチするものであり、そこでは〈農〉という視座を共通テーマとする。とは言え、〈農〉は賢治研究において決して目新しいテーマではなく、その農学者としてのあり方やテクスト内のイメージ、その思想性、宗教性の問題は従来検証されてきた。しかし、〈農〉という領域は、農業の実践の場と農学的学問の空間にこぢんまりと収まるものではない。それは生命をめぐる放恣な想像力=ファンタジーを喚起し、閉塞した「近代」をめぐるオルタナティブの幻想を生成し、農本主義やアナーキズム等の思想の場と連結し、翼賛体制下の食や資源、軍事や経済、植民地主義の問題と結びつくものである。賢治という現象体において〈農〉は、個的存在の限定性を超えて、新たな位相にその表現と意識を拓く、一種の開放口であったのではないか。賢治と〈農〉の問題を追究し続ける研究者である大島丈志氏をディスカッサントに迎えた今回のシンポジウムを、賢治研究のみならず、文学研究の方法論的越境と言葉の交錯の契機としたい。
副田賢二(防衛大学校)



プログラム 

中村晋吾(横浜薬科大学非常勤講師)
 「これから」の世界へ ―「グスコーブドリの伝記」における「美しさ」と自己犠牲

構大樹(東京学芸大学院生)
 宮沢賢治における〈農聖〉イメージ ―松田甚次郎の役割―

牧千夏(名古屋大学院生)
 作家の見た産業組合 ―賀川豊彦・宮沢賢治・農民文学―

村山龍(慶応義塾大学非常勤講師)
 詩的アナキズムの文脈への布置 ―宮澤賢治と1920年代―

ディスカッサント:大島丈志(文教大学)
司会:相澤芳亮(立正大学院生)・服部徹也(慶應義塾大学院生)
合同研第16回シンポジウム宮沢賢治2
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第二回若手研究者集会 開催のお知らせ

近代文学合同研究会 第二回若手研究者集会を行います。
2016年11月3日(木・祝)14:00~18:00 
会場:あんさんぶる荻窪 第1教室(JR荻窪駅西口南側徒歩3分・東京メトロ丸ノ内線荻窪駅西口徒歩3分)
http://www.city.suginami.tokyo.jp/shisetsu/katsudo/ensemble/1018713.html

14:00 久保千裕 尾崎翠「こほろぎ嬢」論――語り手と視点人物に注目して――
    コメンテーター:小平麻衣子
16:00 西貝怜 芥川龍之介「白」論――ご主人をめぐるたったひとつの冴えたやりかた?
    コメンテーター:副田賢二
    司会:服部徹也
18:00 懇親会(荻窪近辺)

会員・非会員の別を問わず、どなたでも参加を歓迎いたします。
資料配布、懇親会の予約などの都合のため、お越しくださる方はメールフォームまたは担当者までご連絡いただけますと幸いです。
担当:服部徹也 tetsuya◎coda.ocn.ne.jp ←◎をアットマークに変えてください
合同研第二回若手研究者集会

若手研究者集会のお知らせ

近代文学合同研究会 若手研究者集会

 この度、近代文学合同研究会は、大学院生・若手研究者の発表の場、また世代を越えた研究者の相互研鑽の場として「若手研究者集会」を開催いたします。近代文学合同研究会のモットーである、開かれた・そしてフラットな関係性の討議の場としたいと考えております。発表者、参加者ともに会員・非会員の別を問いません。
 幅広い世代の研究者にご参加いただきたくご案内申し上げます。

近代文学合同研究会 「若手研究者集会」
日時 : 2016年7月18日(月・祝) 13時より18時まで ※終了後懇親会を開催予定
場所 : 立正大学 品川キャンパス 9号館地下1階 9B11教室
   ※JR山手線 大崎駅または五反田駅から、徒歩5分程
   ※正門横の警備員さんに「近代文学合同研究会の参加者です」と申し出てください。
    また「地下1階」となっていますが、正門横を地下1階と見なしますので、同じフロアになります。
  立正大学へのアクセス
  http://www.ris.ac.jp/access/shinagawa/index.html
  立正大学 品川キャンパスマップ
http://www.ris.ac.jp/introduction/outline_of_university/introduction/shinagawa_campus.html
研究発表 :
相澤芳亮(立正大学博士課程四年)「永代美知代「少女小説サマー、ハウス」考」
木下弦(早稲田大学高等学院非常勤講師)「色川武大『怪しい来客簿』の成立過程をめぐってー「私小説」と「私ノンフィクション」の接点ー」(仮)
高田知佳(北海道大学修士課程一年)「水村美苗『母の遺産―新聞小説―』における「外国」のトポロジー」(仮)
山崎和(千葉大学博士課程一年) 「『季刊思潮』と水村美苗」
ディスカッサント:内藤千珠子(大妻女子大学)
司会:服部徹也(慶應義塾大学博士課程四年)

「近代文学合同研究会」は、主に東京近郊の近代日本文学を専攻する大学院生有志が集まって、1995年7月に活動を開始しました。基本的に自主参加・自主発表を旨とし、研究発表会や読書会、また年に一回のシンポジウムを中心に、様々な活動を行っています。現在までに『近代文学合同研究会論集』計12号を発行しました。今後も研究発表・論文批評・読書会の場として、会員の自主的な活動に基づいて活動していきたいと思っています。

「若手研究者集会」は今回が初めての試みです。学会発表とゼミナール内発表の中間程度のスケール感の発表の場、世代や所属の垣根を越えた研鑽と交流の場を作りたいという趣旨でスタートしました。発表希望者がいれば次回以降も企画していきたいと考えております。発表を希望される方は下記までお問い合わせ下さい。
(服部徹也 tetsuya◎coda.ocn.ne.jp ※左記アドレスの◎を@に変えて下さい)

近代文学合同研究会
http://goudouken.blog66.fc2.com/

論集第12号刊行のお知らせ

『近代文学合同研究会論集』第12号 特集 大学生と文学

2016年1月30日発行予定 頒布価格1000円+送料   ※通信販売の方法は末尾に記載

目次

特集 大学生と文学

手記のなかのヒロイズム――樺美智子・奥浩平・高野悦子―― 石川巧
帝大生と『文学論』――漱石講義の受講ノート群をめぐって―― 服部徹也

自由論文

大東亜共栄圏というモダニズム――春山行夫・エリオット・西田幾多郎―― 村山龍
漱石の父・母の「家」――馬場下横町の名主・内藤新宿の質屋―― 余吾育信
序文をめぐる人々――依田学海『学海日録』を素材として―― 富塚昌輝


◇論集バックナンバー総目次はこちら

◇通信販売について
【頒布方法】
1)「問い合わせフォーム」より、お名前、ご住所、希望の号数と冊数をお知らせください。
2)郵便局で以下の振替口座に論集代と郵送費をお振込みください。入金の際には通信欄に「論集○号代」とご記入ください。
 口座番号:00160―1―266888(郵便振替)
 口座名義:近代文学合同研究会(キンダイブンガクゴウドウケンキュウカイ)
3)入金を確認次第、論集をお送りします。発送は「ゆうメール」を使用します。

【頒布価格】
論集1冊 1000円+送料215円  計1215円
  2冊 2000円+送料300円  計2300円
  3冊 3000円+送料350円  計3350円
※4冊以上の価格はお尋ねください
※振込手数料はご負担ください

◇「近代文学合同研究会」では、会員、各イベントの参加者を募集しています。近代日本文学の研究に携わっておられる方であれば、どなたでもご参加頂けます。入会・イベントへの参加をご希望される方はこちらのメールフォームよりお気軽にご連絡ください。

論集バックナンバー総目次

『近代文学合同研究会論集』バックナンバー総目次

※通信販売についてはこちら
※「近代文学合同研究会」では、会員、各イベントの参加者を募集しています。近代日本文学の研究に携わっておられる方であれば、どなたでもご参加頂けます。入会・イベントへの参加をご希望される方はこちらのメールフォームよりお気軽にご連絡ください。

第1号 新人賞・可視化される〈作家権〉 2004.10
新人賞の力学―一つのノート / 葉名尻竜一 著
〈作家権〉の構造―昭和十年代の『文芸春秋』と新人賞をめぐって / 副田賢二 著
芥川・直木賞創設と菊池寛の虚無感――評論・随筆等に見る菊池後期の〈文学〉観―― / 西山康一 著
武者小路実篤の〈真人〉時代について / 古賀康人 著
芥川賞の反響――石川達三「蒼氓」の周辺―― / 原卓史 著
宛て名指された川端康成~檀一雄の「夕張胡亭塾景観」「美しき魂の告白」と太宰治の「海」 / 大國眞希 著
呼び寄せられた作家「池谷信三郎」――池谷信三郎賞設立にみる昭和十年前後の「文学」状況―― / 西川貴子 著
講談社的〈作家権〉ビジネスの一様相―野間文芸奨励賞とその周辺― / 五島慶一 著
石原慎太郎「太陽の季節」と〈作家権〉 / 松村良 著
三島由紀夫〈伝説〉と芥川賞の行方 / 杉山欣也 著

第2号 <手紙>としての「物語」 2005.10
<文学>化されゆく<手紙>――メディア言説に見る<手紙>への認識の布置 / 黒田俊太郎 著
「構造物」としての<遺書>――夏目漱石『心』試論―― / 松村良 著
芥川作品と献辞――『窓』『子供の病気』『梅花に対する感情』その他―― / 五島慶一 著
<手紙>というオブセッション――葉山嘉樹の<手紙>表現をめぐる一考察―― / 副田賢二 著
投函された「出すつもりのない」<手紙>――川端康成『波千鳥』の<手紙>をめぐって―― / 三浦卓 著
研究ノート『ねじまき鳥クロニクル』における手紙~あるいは、「僕」の立っている場所 / 三浦昌子 著
研究ノート作者への手紙/作者からの<手紙>――手塚治「ブラック・ジャック」におけるメタ=フィクション―― / 五島慶一 著

第3号 <講談社>ネットワークと読者 2006.12
対米開戦前夜の『少年倶楽部』と読者たち / 五島慶一 著
太平洋戦争開戦前後の『キング』掲載小説をめぐる一考察――その「採掘」イメージの構造と意味 / 副田賢二 著
<私たちだけの世界>の行方――『少女の友』の読者ネットワークと川端康成―― / 三浦卓 著
戦後の「少年クラブ」のゆくえ / 松村良 著
舞城王太郎とライトノベルを巡る考察 / 守屋貴嗣 著

第4号 展示される文学――人・モノ・記憶 2007.10
展示と観覧の間――「カーライル博物館」論―― / 富塚昌輝 著
付加〈商品価値〉としての顔と筆跡――書物の価値と円本全集「附録」の役割をめぐって―― / 高島健一郎 著
「展示」としての処女作――「文芸時代」同人処女作号について / 松村良 著
痕跡としての「文学」――文芸懇話会における文学〈展示〉の様相 / 副田賢二 著
文学展示に人は何を求めているのか、或いは「文芸評論家」展の成立する理由――「奥野健男」展を観て考えたこと―― / 五島慶一 著
石の上の〈文学〉――谷崎潤一郎文学碑からの考察―― / 日高佳紀 著
寺山修司研究ノート――作劇におけるモノと修辞に向けて―― / 葉名尻竜一 著

第5号 想像力がつくる<戦争>/<戦争>がつくる想像力 2008.12
<軍国の少年>の過去・現在・未来――『少年倶楽部』と満州事変―― / 松村良 著
直木三十五の<戦争未来記>――自称「フアシスト」の戦争文学(1) / 杉山欣也 著
「従軍」言説と<戦争>の身体――「支那事変」から太平洋戦争開戦時までの言説を中心に―― / 副田賢二 著
<皇民文学>と<戦争>――王昶雄「奔流」ノート―― / 和泉司 著
「陶酔の境」への想像力――井伏鱒二「遙拝隊長」について / 大原祐治 著
「となり町戦争」論ノート――豊かで偏頗な「僕」の想像力 / 五島慶一 著

第6号 批評のスタイル/創作のスタイル 2009.12
『出版月評』の〈批評〉論・二――小説を〈批評〉すること―― / 富塚昌輝 著
「フィクション」に魅せられた者たち――蓮實重彦『「赤」の誘惑』を読む―― / 山本亮介 著
自由論文 テクノロジーとしての「正義」――平田晋策「昭和遊撃隊」論―― / 松村良 著

第7号 高度成長と文学 2010.12
豊かさの証明と追随する者の悲劇――松本清張「拐帯行」から成長の構図を批評する試み―― / 大塩竜也 著
なぜ写真家か――大江健三郎『洪水はわが魂に及び』と高度成長下の写真表現 / 服部訓和 著
高度成長する「国土」とその「未来」像―小松左京における「未来」表象を中心に / 副田賢二 著
高度成長とゴジラ―文化象徴の多義性 / 松村良 著
自由論文 『1Q84』における80年代言説とその受容 / 師田昌子 著

第8号 高度成長の終焉と1980年代の文学 2011.12
筒井康隆「大いなる助走」論 / 和泉司 著
山田双葉と山田詠美―一九八〇年代文学論ノート / 野中潤 著
象徴空間としての〈部屋〉と高度成長―その物語機能の変容と「闇」の表象を中心に / 副田賢二 著
八〇年代論への端緒としてのライトノベル―野村美月『"文学少女"と死にたがりの道化(ピエロ)』― / 三浦卓 著
寺山修司の短歌、その鑑賞ノート――野田秀樹を補助線として―― / 葉名尻竜一 著
原発と「不死なるもの」――「平成ゴジラ映画」ノート / 松村良 著

第9号 いま、『浮雲』を読む/考える 2012.12
『浮雲』論の前提 / 高橋修 著
〈浮雲〉という物語 / 富塚昌輝 著
「某学校」という文三の選択――明治初期、文部省型育英奨学制度の変遷を軸に / 黒田俊太郎 著
「浮雲」で笑う / 日比嘉高 著
『女学雑誌』における婚姻論と文体のテリトリー――『浮雲』お勢をきっかけに―― / 小平麻衣子 著
研究ノート 『浮雲』執筆直前の二葉亭のロシア文学観 / 小林実 著

第10号 10号記念自由論文特集 2013.12
森鷗外「青年」の基底的構図――反=自然主義としてのAutonomie―― / 新井正人 著
〈豚〉をめぐるディスクール――宮澤賢治「〔フランドン農学校の豚〕」論―― / 村山龍 著
戦前期『サンデー毎日』における女性性の機能――その身体イメージと「軍隊」との連関構造を中心に / 副田賢二 著
「非現実的な見方」の困難――川端康成・創元社版『雪国』をめぐって―― / 三浦卓 著
〈戦後〉の始め方――太宰治「パンドラの匣」論 / 大原祐治 著
自己反省としての風景と音――山川方夫「夏の葬列」と浅田次郎の「蝉の声」 / 大國眞希 著
世代論的文学史の終りとハルキ・ワンダーランド / 松村良 著
研究ノート 芥川龍之介「舞踏会」論のために / 五島慶一 著

第11号 戦前期の週刊誌研究 : 『サンデー毎日』を中心に 2014.12
白井喬二「新撰組」論―『サンデー毎日』から『現代大衆文学全集』へ / 原卓史 著
消費される「女性」表象とエキゾティシズム―戦前期『サンデー毎日』におけるイメージ消費・再論 / 副田賢二 著

第12号 大学生と文学 2016.1
手記のなかのヒロイズム――樺美智子・奥浩平・高野悦子―― / 石川巧 著
帝大生と『文学論』――漱石講義の受講ノート群をめぐって―― / 服部徹也 著
自由論文. 大東亜共栄圏というモダニズム――春山行夫・エリオット・西田幾多郎―― / 村山龍 著
自由論文. 漱石の父・母の「家」――馬場下横町の名主・内藤新宿の質屋―― / 余吾育信 著
自由論文. 序文をめぐる人々――依田学海『学海日録』を素材として―― / 富塚昌輝 著

ご紹介

「近代文学合同研究会」は、主に東京近郊の近代日本文学を専攻する大学院生有志が集まって、1995年7月に活動を開始しました。現在、学習院大学、慶應義塾大学、中央大学、立教大学などの大学院生を中心に、四十名程度の会員が参加しています。基本的に自主参加・自主発表を旨とし、月に一度程度の研究発表会や読書会、また年に一回のシンポジウムを中心に、様々な活動を行っています。今後も研究発表・論文批評・読書会の場として、会員の自主的な活動に基づいて活動していきたいと思っています。

「近代文学合同研究会」では、会員、各イベントの参加者を募集しています。近代日本文学の研究に携わっておられる方であれば、どなたでもご参加頂けます。
メールはこちらからお送りください。

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